一鉄草魂 鉄道風景・乗車記

美しい信州の風景を五感で感じながら 日本の鉄道風景を求めて・・・

2023年5月のブログ記事

  • 田水張る明日の車窓は水鏡

    「田水張る明日の車窓は水鏡」なんて一句詠んでみました。「たみずはる あすのしゃそうは みずかがみ」季語・・・田水張る 田に水が入りどんどん増えていくが明日には水鏡となっているだろう。 撮影日 2023.05.12 08:05 信濃平~戸狩野沢温泉

  • 駅弁の天麩羅に木の芽味噌ぬる

    「駅弁の天麩羅に木の芽味噌ぬる」なんて一句詠んでみました。「えきべんの てんぷらに きのめみそぬる」季語・・・木の芽味噌 駅弁を開けると入っているのは定番の天麩羅だが、塩の代わりに木の芽味噌が添えられていた。酒の肴にもなりそうなフキノトウや山椒を煮詰めた木の芽味噌を付けていただく。 撮影日 202... 続きをみる

  • みゆき野の車窓眩しき木の芽どき

    「みゆき野の車窓眩しき木の芽時」なんて一句詠んでみました。「みゆきのの しゃそうまぶしき このめどき」季語・・・木の芽時 飯山市、木島平村、野沢温泉村、栄村一帯を「みゆき野」と言う。飯山線はこの地帯を走るが車窓には木々が一斉に芽吹き眩しいほど。 撮影日 2023.04.23 07:36 替佐~蓮

  • 駅の端くきの短し蒲公英や

    「駅の端くきの短し蒲公英や」なんて一句詠んでみました。「えきのはし くきのみじかし たんぽぽや」季語・・・蒲公英 列車を待つ間に駅を歩いてみるとホームの端のブロックの隙間からタンポポが咲いていた。それは茎がとっても短く可愛く咲いていた。 撮影日 2023.04.23 08:53 蓮~飯山

  • 火を入れぬ春の炬燵に時刻表

    「火を入れぬ春の炬燵に時刻表」なんて一句詠んでみました。「ひをいれぬ はるのこたつに じこくひょう」季語・・・春炬燵 火を入れていない炬燵は信州ではGW開け辺りまで使うが、春のダイヤ改正によって通過する時間が多少変っているローカル線の時刻表が炬燵の上に置いてある状況。 撮影日 2023.04.23... 続きをみる

  • ものゝ芽のトンネル抜けて朝日射す

    「ものゝ芽のトンネル抜けて朝日射す」なんて一句詠んでみました。「もののめの トンネルぬけて あさひさす」季語・・・ものゝ芽 草の芽が地中から萌え出ることを表す仲春の季語が「ものの芽」で、あらゆる草木の芽のことを差す。そんな緑のトンネルを抜けて来ると車両に朝日が射す春の朝の状況。 撮影日 2023.... 続きをみる

  • 春風にディーゼルの烟千曲川

    「春風にディーゼルの烟千曲川」なんて一句詠んでみました。「はるかぜに ディーゼルのけぶ ちくまがわ」季語・・・春風 ディーゼル車両がエンジンを吹かすと排気の煙が春風に棚引いている。煙が千曲川に沿って伸びている。信州では煙を「けぶ」と呼ぶ地域もある。 撮影日 2023.04.09 13:00 戸狩野... 続きをみる

  • 窓開けて春風感じて運転士

    「窓開けて春風感じて運転士」なんて一句詠んでみました。「まどあけて はるかぜかんじて うんてんし」季語・・・春風 運転士が乗務員室の窓を少し開けて乗務している。その窓の隙間から春風が入ってくる。開けて 感じて と動詞が続くが敢えて音を楽しむように詠んでみたのですが・・・。 撮影日 2023.04.... 続きをみる

  • 山笑ふいくつ越えたかローカル線

    「山笑ふいくつ越えたかローカル線」なんて一句詠んでみました。「やまわらふ いくつこえたか ローカルせん」季語・・・山笑ふ 奥信濃の山も草木が芽吹き花が咲き鳥の囀る春の山になった。しかしこの列車は春の山をいくつ越えてきたのか・・・。 撮影日 2023.04.09 12:49 上桑名川~桑名川

  • 進行!と指差す先の豆桜

    「進行!と指差す先の豆桜」なんて一句詠んでみました。「しんこう!と ゆびさすさきの まめざくら」季語・・・豆桜 第一閉塞進行!と運転士が指差しで青信号を確認する。その先には信号機の傍らに豆桜が綺麗に咲いている状況を詠んだ。 撮影日 2023.04.09 12:49 上桑名川~桑名川

  • 古民家のならぶ長閑な駅ひとり

    「古民家のならぶ長閑な駅ひとり」なんて一句詠んでみました。「こみんかの ならぶのどかな えきひとり」季語・・・長閑 今では少なくなった古民家がこの集落にはまだ残っている。年々その古民家も少なくなっているが長閑な時間と季節が流れる西大滝駅に列車は停車しようとしている。待っているのは私ひとり・・・。 ... 続きをみる

  • これぞ春窓におでこの奥信濃

    「これぞ春窓におでこの奥信濃」なんて一句詠んでみました。「これぞはる まどにおでこの おくしなの」季語…春 この風景こそ正に日本の春。思わず窓に顔を付けて見入ってしまう。このような日本の風景も少なくなっている。 撮影日 2023.04.09 12:41 西大滝~信濃白鳥

  • 窓開けて千曲の川音桜東風

    「窓開けて千曲の川音桜東風」なんて一句詠んでみました。「まどあけて ちくまのかわおと さくらごち」季語…桜東風 今の車両で窓を開けて風を受けるような旅は出来ないが、かつての客車は窓が開けられた。すると千曲川の川音が聞こえ東風が車両に吹き込んできて春を感じたものだ…。 撮... 続きをみる

  • 春堤ひとり旅の気動車行く

    「春堤ひとり旅の気動車行く」なんて一句詠んでみました。「はるづつみ ひとりたびの きどうしゃいく」 季語…春堤 千曲川をずっと左手に見ながら列車は奥信濃の土手(堤)を南下する。木々が芽吹き命が動き出す春に一人旅をしている。 撮影日 2023.04.09 12:26 横倉~森宮野原

  • 窓枠に並べし地酒春の川

    「窓枠に並べし地酒春の川」なんて一句詠んでみました。「まどわくに ならべしじざけ はるのかわ」季語…春の川 列車の窓際の席に座り乗車前に買った小さな地酒の瓶を窓枠に並べている。春の川を見ながら一杯やろうか…という情景を詠んでいる。 撮影日 2023.04.09 12:2... 続きをみる

  • 山間に響く汽笛や蕗の薹

    「山間に響く汽笛や蕗の薹」なんて一句詠んでみました。「やまあいに ひびくきてきや ふきのとう」季語…蕗の薹(フキノトウ) 単線区間で上下列車が交換のため森宮野原駅に停車している。発車の合図の汽笛が山間に響き渡る。日陰には残雪がありフキノトウが顔を出している。 撮影日 2023.04.... 続きをみる

  • 鉄の音聞きつつあぁ~と桜風呂

    「鉄の音聞きつつあぁ~と桜風呂」なんて一句詠んでみました。「てつのおと ききつつあぁ~と さくらぶろ」季語…桜 見事な桜の木に囲まれているのは越後田中温泉の「しなの荘」。列車の音を聞きながら源泉かけ流しの風呂に入ると思わず「あぁ~」と声が漏れる。 撮影日 2023.04.09 11:... 続きをみる

  • 雪残る山越すたんび汽車停まる

    「雪残る山越すたんび汽車停まる」なんて一句詠んでみました。「ゆきのこる やまこすたんび きしゃとまる」季語…雪残る 残雪の山を越す度に小さな集落があり駅がある。その度に列車は停まり人々を降ろし乗せて行く。 撮影日 2023.04.09 10:41 桑名川~西大滝 

  • 何思ふ車窓に流るる遅櫻

    「何思ふ車窓に流るる遅櫻」なんて一句詠んでみました。「なにおもふ しゃそうにながるる おそざくら」季語・・・遅桜 都会に疲れた旅人が観光列車で田舎を旅している。車窓に流れる遅い桜を見ながら何を思っているのか・・・。 撮影日 2023.04.09 10:41 桑名川~西大滝

  • 長旅や車窓に追いし春の川

    「長旅や車窓に追いし春の川」なんて一句詠んでみました。「ながたびや しゃそうにおいし はるのかわ」季語・・・春の川 飯山線は豊野駅(列車は長野駅発着)から越後川口駅までの97kmだが、列車は3時間余りの長旅となる。その間、車窓には日本一長い千曲川(信濃川)が平行して流れている。車窓に流れる川を目で... 続きをみる

  • おいこっと古木の花咲く桑名川

    「おいこっと古木の花咲く桑名川」なんて一句詠んでみました。「おいこっと こぼくのはなさく くわながわ」季語・・・花(桜の花を指す)  桑名川とは河川の名前ですが明治まではここら辺りに桑名川村が存在していた。その頃からあるか、ないか分からないが古木となった満開の桜が観光列車の「おいこっと」から見える... 続きをみる

  • 咲き満ちて窓いっぱいの遅桜

    「咲き満ちて窓いっぱいの遅桜」なんて一句詠んでみました。季語・・・遅桜 北信濃では桜の咲くのは例年なら5月なのだが今年は早かった。飯山線に乗車すると車窓いっぱいに桜の花が広がる。 撮影日 2023.04.09 09:17 立ヶ花~上今井

  • 駅標を見上げれば滝糸桜

    「駅標を見上げれば滝糸桜」なんて一句詠んでみました。季語…糸桜 ここは寺下駅。何ていう駅なのか駅標を見上げれば滝のように咲き誇る枝垂桜が咲いている。まるで駅ごと飲み込まれてしまうようだ。 撮影日 2023.04.06 12:23 寺下駅

  • 弥陀の駅思わず降りたる紅枝垂れ

    「弥陀の駅思わず降りたる紅枝垂れ」なんて一句詠んでみました。字余り…。 上田電鉄「寺下駅」は浄土宗の「 寺誓寺」「超誓寺」の下にあるから寺下駅と言うらしい。この境内には紅枝垂桜が濃いピンクの花を咲かせる。ライトアップもされるが、この状況を見ると思わず降りたくなるような駅である。 ※お... 続きをみる

  • 寺下を発車するなり八重桜

    「寺下を発車するなり八重桜」なんて一句詠んでみました。上田電鉄の寺下駅(超誓寺という寺の直ぐ下にある駅)は桜で有名な駅だが、その駅を発車すると直ぐに八重桜が数本並んで咲いている。ちょっとした運動場があるのだが年配者の方々がゲートボールを楽しんだ後に、お茶をして三々五々帰っていく場面に遭遇した。 撮... 続きをみる

  • 花屑の踊るホームに電車着く

    「花屑の踊るホームに電車着く」なんて一句詠んでみました。季語・・・花屑(はなくず)散った桜の花のこと 花屑がホームで春の風に踊っているように舞い上がったり、くるくる回ったりしていた。そんな駅に電車が到着した。 撮影日 2023.04.06 11:09 舞田駅

  • 無人駅ホームに佇む桜かな

    「無人駅ホームに佇む桜かな」なんて一句詠んでみました。桜を擬人化してしまいました。まるでホームで列車を待つかのごとく佇んでいるように見える桜の木。誰もいないはずなのに、賑やかに見える舞田駅。桜の駅と言われる所以だろう。 撮影日 2023.04.06 10:46 舞田~八木沢

  • 電車ゆきいにしへ偲ぶ風車

    「電車ゆきいにしへ偲ぶ風車」なんて一句詠んでみました。でんしゃゆき いにしえしのぶ かざぐるま  季語・・・風車 田んぼは整地が終わって畦にはペットボトルで作った風車がいくつも立っていた。独鈷山からの風にガラガラと音をたてながら回っていた。真田の赤備えラッピングの電車が行くが、古の武者達もこの地を... 続きをみる

  • 桃の花塩田の郷行く赤備え

    「桃の花塩田の郷行く赤備え」なんて一句詠んでみました。もものはな しおだのさといく あかぞなえ 季語・・・桃の花  桜が咲いたと思えば、桃やリンゴも咲いてしまった今年の春。季節の移ろいが早すぎてついて行けない。桃の花が塩田平でも咲いたが、そこを「さなだどりーむ号」の赤備えラッピング車が行く。 撮影... 続きをみる

  • 散る花や電車を待つ小一時間

    「散る花や電車を待つ小一時間」なんて一句詠んでみました。季語・・・散る花  アングル探しをしていると時折、強い春風が吹いている午前中だった。桜は蕾も残っているのにすでに散る桜の多いこと。もう散ってしまうのかと寂しい気持ちになったが次の電車が来るまでには小一時間もある田舎のローカル線を詠んだ。 撮影... 続きをみる

  • 浮き浮きと電車でお出かけ春休み

    「浮き浮きと電車でお出かけ春休み」なんて一句詠んでみました。春休みなのでしょう。平日の昼間にポシェットを下げて電車に乗り込みます。上田の街まで映画を見に行くのか友だちとランチでもするのか。舞田駅では桜が満開でウキウキした気分にさせられます。 撮影日 2023.04.06 10:30 舞田駅